DaVinci Resolve超入門#5 - エディットページでカット編集

撮影した元の動画からいらない部分をカットして必要な部分だけを繋ぎ合わせるというのは、動画編集でとてもよく行うものですね。DaVinci Resolveにはカット編集に特化したカットページもありますが、エディットページでもカット編集は可能です。

 

カット編集のやり方もいくつかありますが、以下の4つについて解説します。

  • ブレード編集モード
  • レイザー
  • タイムラインにイン点・アウト点を追加
  • 素材動画にイン点・アウト点を追加

ブレード編集モード

タイムラインの上にはいくつかのアイコンが並んでいますね。

この中からカミソリの刃みたいなアイコンをクリックするとブレード編集モードに切り替わります。

ブレード編集モードになるとマウスカーソルもカミソリの形に変化します。

この状態でクリップ上をクリックすると、その位置でクリップが切り分けられます。

 

クリップを切り分けたら矢印アイコンをクリックして選択モードへ切り替え、いらない部分のクリップを選択してDelキーもしくはBackspaseキーで削除していきます。

覚えておきたいショートカットキー

  • A ・・・ 選択モードへ切り替える
  • B ・・・ ブレード編集モードへ切り替える

レイザー

ブレード編集モードは直観的でわかりやすい編集方法ですが、ブレード編集モードと選択モードを何度も切り替えるのは手間だと感じるかもしれません。

 

メニューの「タイムライン」→「レイザー」という機能があります。

これは再生ヘッドのある位置でクリップを切り分ける機能です。

ショートカットキーのCtrl+Bに割り当てられているので操作の手間もありませんね。

 

再生ヘッド上に選択されたクリップがある場合は、そのクリップだけが分割されます。

選択されたクリップがない場合は、再生ヘッド上にあるすべてのクリップが分割されます。

覚えておきたいショートカットキー

  • Ctrl+B ・・・ レイザー
  • Ctrl+\ ・・・ クリップを分割(たぶんレイザーと同じ機能)
  • Alt +\ ・・・ クリップを結合

タイムラインにイン点・アウト点を追加

タイムライン上にはイン点・アウト点というマークを付けることができます。

 

ビューアの右下にあるアイコンがイン点・アウト点です。

 

イン点アイコンをクリックすると、再生ヘッドの位置にイン点のマークが追加されタイムラインに灰色のラインが現れます。さらに、再生ヘッドを動かしてアウト点アイコンをクリックするとアウト点マークが追加され、インからアウトの間以外が暗い表示になります。

(クリップを選択するとその選択が優先されるので、何もないところをクリックして選択を解除しましょう)

この状態でDelキーもしくはBackspaseキーを押すとインからアウトの区間が削除されます。

つまり、いらない箇所をインとアウトで囲んで消すという作業になります。

覚えておきたいショートカットキー

  • I     ・・・ イン点の追加
  • O     ・・・ アウト点の追加
  • Alt+I ・・・ イン点の削除
  • Alt+O ・・・ アウト点の削除
  • Alt+X ・・・ イン点とアウト点の削除

素材動画にイン点とアウト点を追加

ここまで解説したカット編集の方法はタイムラインに配置したクリップに対して行っていました。

しかし、長い元動画の一部分を使いたい場合など、わざわざ全体をタイムラインに配置するのは効率的でないと感じるでしょう。

 

素材動画の方にイン点をアウト点を追加し、その範囲の部分だけをタイムラインに配置することが可能です。

メディアプールにある素材動画をダブルクリックすると、ビューアにその動画が表示されます。

ビューアで動画を再生させながら抜き出したい位置の先頭と最後にイン点・アウト点を追加しましょう。

範囲が指定できたら、ビューアからタイムラインへドラッグ&ドロップすれば指定の範囲だけがタイムラインに配置されます。