DaVinci Resolveで動画編集を始めたらいくつか設定を行う必要があります。
設定を間違うと、出来上がった動画が思ってた感じと違う・・・なんてことになってしまうかも。
設定項目はたくさんありますが重要な項目がいくつかあるので、編集作業を始める前に確認しておきましょう。
プロジェクトの新規作成
DaVinci Resolveを起動すると初めに出てくる画面がプロジェクトマネージャーです。
DaVinci Resolveでは作成したい動画をプロジェクトという単位で管理していきます。
新たなプロジェクトを作成するには、左下にある「新規プロジェクト」ボタンをクリックしましょう。
プロジェクト名を入力して「作成」ボタンをクリックすれば新なプロジェクトが作られます。
ファイル名を指定したりはありませんね。
DaVinci Resolveではプロジェクトはファイルで管理せず、独自のデータベースで一元管理されています。
プロジェクト設定
プロジェクトを新たに作成したら、まずプロジェクト設定を行いましょう。
プロジェクト設定は、メニューから「ファイル」→「プロジェクト設定...」をクリックするか、画面右下にある歯車アイコンをクリックします。
たくさんの設定項目がありますが、注目したいのは「タイムライン解像度」と「タイムラインフレームレート」です。
タイムライン解像度
タイムライン解像度は、作業中の動画の解像度です。
最終的に作成する動画の解像度は別途指定することになりますが、基本的には最終的な解像度と合わせておくことをお勧めします。このタイムライン解像度よりも高い解像度で最終出力すると、思ったよりも画質が悪い・・・といった状態になってしまいます。
タイムライン解像度は後から変更することができます。
動画編集は負荷の高い処理なので、まずは低い解像度でざっくりと編集しておいて、高解像度に変更して仕上げるといったやり方もできないわけではありません。
タイムラインフレームレート
フレームレートとは、1秒間に何回映像が切り替わるかという値です。
一般的には以下のような使われ方をしているようです。
- 24fps(23.976pfs) ・・・ 映画
- 25fps ・・・ 欧州のテレビ
- 30fps(29.97fps) ・・・ 日本/米国のテレビ
- 50fps ・・・ より滑らかな映像にしたいとき(欧州)
- 60fps(59.94fps) ・・・ より滑らかな映像にしたいとき(日米)
※諸事情があってテレビは29.97fpsと中途半端な値だったりするようです
24~30fpsを指定しておけばよさそうです。
タイムラインフレームレートは編集を開始すると後から変更できません!注意しましょう。
補足
タイムラインの作成
タイムラインはこれから編集作成する動画のことだと思えばよさそうです。
作成する動画も素材の1つとして、メディアプールで管理されます。
エディットページへ切り替えます。
メディアプールを右クリックして「タイムライン」→「新規タイムラインの作成...」をクリックしましょう。
開始タイムコードは管理上の開始時間です。
「時:分:秒:フレーム」というフォーマットになっていて、なぜか1時間から開始していますが放送業界ではこれが標準なようです。
タイムライン名に適当な名前をつけましょう。
ビデオトラック数、オーディオトラック数は後から簡単に追加できるので1でもかまいません。
作成ボタンをクリックするとメディアプールにタイムラインのクリップが追加され、タイムライン欄にトラックが表示されます。
これでようやく動画編集を始める準備ができました。
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