GIMPでレイヤーごとの画像を一括作成

GIMPではレイヤーを使って階層ごとに絵を重ね合わせるという感じで1枚の画像を作っていくことができますが、各レイヤーをそれぞれの画像ファイルに保存したいというケースが割とあると思います。

 

レイヤー数が少なければ頑張って操作してエクスポートすればいいわけですが、数が多いと大変です。

「Export Layers」というプラグインを導入すれば、自動でレイヤーごとの画像ファイルを一括作成することが可能です。

 


Export Layersプラグインのインストール

まず、下記のURLから「Export Layers」をダウンロードします。

https://kamilburda.github.io/gimp-export-layers/

「Download」ボタンをクリックしてダウンロードを開始しましょう。

タウンロードしたZIPファイルを適当な場所に解凍します。

「export_layers」というフォルダと

「export_layers.py」というファイルを

GIMPのプラグインフォルダにコピーすれば完了です。

 

プラグインフォルダは以下の通りです。

%APPDATA%\GIMP\2.10\plug-ins

 

GIMPのバージョンによってフォルダが少し異なるかもしれません。

「%APPDATA%」の部分は「C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming」のような感じになります。

 

コピーしたら、GIMPを再起動します。

正しくプラグインがインストールできると、メニューに「Export Layers...」という項目が追加されます。

 


Export Layersの使い方

メニューから「ファイル(F)」→「Export Layers...」を選択すると以下の画面が表示されます。

この画面で保存先フォルダを選択するのですが「Settings」ボタンの「Show More Settings」を選ぶと、より詳細な書き出し方法を指定することができます。

 

↓このように詳細な設定が表示されます。

レイヤーごとの画像サイズ

「Use layer size」にチェックがあると、各レイヤーの余白部分を削除して画像が生成されます。

すべて同じ画像サイズで生成したい場合は、チェックを外しましょう。

ファイル名の指定

ファイル名には鍵括弧をつかって専用の文字に置き換えて指定できます。

[layer name]とすれば、レイヤー名を画像のファイル名として利用できるわけです。

組み合わせることも可能で、[image name]-[layer name]のような指定もできるようになっています。

各レイヤーがどのようなファイル名になるかは、画面右の「Preview」欄で確認できます。