Fusionで作成した素材を別のプロジェクトで使いまわしたい場合、メディアプールにある素材を使うとうまく動かないため(メディアオフラインになる)ローダーを使って素材を読み込むことになります。
(ローダーの詳細はこちらを参照)
ローダーでは素材をフルパスで指定することになりますが、素材の保存先を変更した場合1つ1つパス指定を変更していくのは気が遠くなるほど面倒な作業です。
Fusionのパスマップをつかえば、そのような心配は無くなります。
パスマップとは
パスマップはパスの一部を特定のキーワードに置き換えて管理する仕組みです。
たとえば「c:\mydata」というパスを「myfolder:」文字に置き換えるという設定が追加できます。
「c:\mydata\test.png」というファイルを使いたい場合に「myfolder:\test.png」と指定できるようになります。
このように指定しておけば、保存先を変えたい場合に1つ1つパス指定を変更する代わりに、パスマップの設定を変更するだけで全てのパスを切り替えることが可能になるわけです。
パスマップの設定
まずFusion画面に移動します。
メニューから「Fusion」→「Fusion Settings...」を選択すると、設定画面が現れます。
左側のツリーから「パスマップ」を選択しましょう。
既にいくつかシステムフォルダなどが設定されていますね。
下にある「新規」ボタンをクリックして、新たな設定を追加することができます。
パスマップ名は好みの名称を付けることが出来ますが、最後の「:」を付けるのが流儀のようです。
パスマップ値に置き換えたいパスを指定するという感じになります。
パスマップ値には、他のパスマップ名を利用できるようです。
素材保管場所のルートのパス「c:\mydata」を「mydata:」として設定した場合、その下にあるサブフォルダは「c:\mydata\pictures」ではなく「mydata:\pictures」と指定することができます。
パスマップ設定は最初にしておこう
パスマップに設定は最初に行っておくのがよいでしょう。
素材のファイルを指定するとき、ファイル選択ダイアログからファイル選択すると、登録しているパスマップと一致する部分が自動で置き換えられて入力されます。
技術情報 >> 動画編集 -DaVinci Resolve-
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