【自作PC】購入したCPU Intel Core i3 12100Fをゆっくり見てみよう


はじめに

コスパ重視でゲーミングパソコンを自作してみようという事でパーツをいろいろ選んでみました。

選んだパーツたちは「こちら」。

 

今回はその中のCPUについて、より詳しく見てみようと思います。


購入したCPU

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intel Core i3 12100F

購入価格(税込)\13,480

 

intel 最新(2022年4月現在)の12世代 Core i3 です。

Core iシリーズの中で最も低スペックではありますが圧倒的低価格なモデルです。


12世代からソケットの形状が「LGA1700」へ変わりました。
つまり、11世代CPUなどで使っていたマザーボードを流用することはできません。マザーボードも新たに購入する必要があるので、その分のコストを考えておく必要があります。

 

このモデルには、CPUクーラーが付属しています。

高性能なモデルでは、高性能なCPUクーラーを別途購入した方が良いかもしれませんが、Core i3程度なら付属のクーラーで十分でしょう。

 

 



intel 12世代CPUの比較

intel 12世代CPUの特徴

intel 12世代のCPUは、性能重視のPコアと効率重視のEコアという2種類のコアを搭載します。

この2種類をうまく使い分けることで、高いパフォーマンスと優れた電力効率を実現しているようです。

※低価格モデルはPコアのみを搭載

intel CPUの型番の見方

型番の数値のうち千の位以上の数値 → 世代を表す

型番の数値のうち百の位以下の数値 → 数が大きいほど高スペック

最後に「K」が付くモデル     → 同じ型番よりも1つ上位のモデル

最後に「KS」が付くモデル     → 「K」よりもさらに上位のモデル

最後に「F」が付くモデル     → 内臓GPUを搭載していないモデル
                   (別途グラフィックカードが必須)

intel 12世代デスクトップ用CPU一覧

  コア
(Pコア/Eコア)
スレッド 最大周波数 キャッシュ 価格
Core i9 12900KS 16(8/8) 24 5.50 GHz 30MB \105,480
Core i9 12900K 16(8/8) 24 5.20 GHz 30MB \71,480
Core i9 12900KF \67,979
Core i9 12900 16(8/8) 24 5.10 GHz 30MB \63,183
Core i9 12900F \61,978
Core i7 12700K 12(8/4) 20

5.00 GHz

25MB

\50,980
Core i7 12700KF \49,480
Core i7 12700 12(8/4) 20 4.90 GHz 25MB \44,480
Core i7 12700F \41,766
Core i5 12600K 10(6/4) 16 4.90 GHz 20MB \37,560
Core i5 12600KF \34,960
Core i5 12600 6(6/0) 12 4.80 GHz 18MB \29,980
Core i5 12500 6(6/0) 12 4.60 GHz 18MB \32,615
Core i5 12400 6(6/0) 12 4.40 GHz 18MB \25,480
Core i5 12400F \22,480
Core i3 12100 4(4/0) 8 4.30 GHz 12MB \16,780
Core i3 12100F \13,480

Pentium Gold G7400

2(2/0) 4 3.70 GHz 6MB \9,380

Celeron G6900

2(2/0) 2 3.40 GHz 4MB \6,480

※価格はあくまで参考です

12100は、Core iシリーズの中で最もコア数が少なく4コア8スレッドとなっています。

マルチスレッドでの処理速度はそれなりですが、最大周波数は1つ上位の12400と0.1GHzしか差がなくシングルスレッドでの処理速度は期待できそうです。


intel 前世代との比較

各世代の低価格帯デスクトップ用CPU一覧

    コア スレッド 最大周波数 キャッシュ 価格
12世代 Core i5 12400 6 12 4.40 GHz 18MB \25,480
Core i5 12400F \22,480
Core i3 12100 4 8 4.30 GHz 12MB \16,780
Core i3 12100F \13,480

11世代

Core i5 11400

6 12 4.40 GHz 12MB \21,980

Core i5 11400F

\19,170
10世代

Core i5 10400

6 12 4.30 GHz 12MB \19,480
Core i5 10400F \16,980
Core i3 10105 4 8 4.40 GHz 6MB \13,480
Core i3 10105F \10,480

※価格はあくまで参考です

11世代と10世代の低価格帯のCPUと比較してみます。

(11世代にはデスクトップ向けの i3 がありません)
世代が変わると同じコア数・周波数でもパフォーマンスは変わるので単純に数値だけで比較はできませんが、ベンチマークの結果を調べると以下のような感じです。

  • シングルスレッド性能では12世代が上回る
  • マルチスレッド性能では11400には劣るが10400と同等

 


AMD製CPUとの比較

AMDの低価格帯デスクトップ用CPU一覧

    コア スレッド 最大周波数 キャッシュ 価格
4世代 Ryzen 5 5600X 6 12 4.60 GHz 32MB \29,000
Ryzen 5 5600 6 12 4.40 GHz 32MB \28,799

Ryzen 5 5500

6 12 4.20 GHz 16MB \23,300

3世代

Ryzen 5 3600X

6 12 4.40 GHz 16MB \32,120

Ryzen 5 3600

6

12 4.20 GHz 16MB \23,980

Ryzen 5 3500

6 12 4.10 GHz 16MB \18,980
Ryzen 3 3300X 4 8 4.30 GHz 16MB -
Ryzen 3 3100 4 8 3.90 GHz 16MB -

※価格はあくまで参考です

最新世代のRyzenにはエントリー向けCPUがありません。
1つ前の3世代にはRyzen 3がありますが入手しづらくなっているようです。
ベンチマークの結果を調べると以下のような感じです。

  • シングルスレッド性能ではCore i3 12100が上回る
  • マルチスレッド性能では6コアのRyzen 5に勝てない

まとめ

エントリー向けという事で、マルチスレッド性能はそれなりではあるものの、シングルスレッド性能ではかなり期待できそうなCPUではないでしょうか?

なによりこの価格! Core i3で十分!そんな風に思います。