C#でデータベースに接続する方法はいくつかありますが、OleDbConnectionクラスやSqlConnectionクラスなどの DbConnectionクラスから派生したクラスを利用する事が多いかと思います。
DbConnectionクラスを使うとテーブル名の一覧を取得する事が可能です。
テーブル名の一覧が取得できれば、テーブルの有無を確認するといった使い方もできそうです。
ここでは、DbConnectionクラスを使ってテーブル名の一覧を取得する方法について解説します。
DbConnectionクラスのGetSchemaメソッド
DbConnectionクラスの GetSchemaメソッドを使えばテーブル名の一覧が取得できます。
GetSchemaメソッドは様々なスキーマ情報を取得する事ができるメソッドですが、第1引数に「Tables」を指定する事でテーブル名のリストを取得する事ができます。
結果は DataTableオブジェクトとして取得できます。
「TABLE_NAME」というカラム名にテーブル名が格納されています。
以下の例では、Microsoft Accessのデータベースを開きテーブル名の一覧を出力しています。
var builder = new System.Data.OleDb.OleDbConnectionStringBuilder(); builder["Provider"] = "Microsoft.ACE.OLEDB.12.0"; builder["Data Source"] = "C:\\Sample.accdb"; builder["Jet OLEDB:Database Password"] = "acbdefg"; using (var conn = new System.Data.OleDb.OleDbConnection(builder.ConnectionString)) { conn.Open(); var dt = conn.GetSchema("Tables"); foreach (DataRow row in dt.Rows) { var tableName = row["TABLE_NAME"].ToString(); Console.WriteLine(tableName); } conn.Close(); }
※Accessの場合「MSys」で始まるシステムオブジェクトも含まれます
補足(その他のスキーマ情報)
GetSchemaメソッドは様々なスキーマ情報を取得する事が可能で、その情報はデータベースの種類毎に様々です。詳細は下記を参照してください。
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